カーオーディオ雑誌を見るとコアキシャルより2Wayセパレート
さらに究極の3Wayといった事がよく書かれています。
確かに理論上ではそうなってきます。なので手放しでそう思ってしまう。すごい訴求力があります。
3Wayにする→やっぱりマルチアンプやろ→最高のシステム。
調整もきっちりできる。すごいええ音(自分が気持ちいいと感じる音)するんやろ。 そう思うのも当然。

ですがモノにはメリットとデメリットがあるんです。
でもデメリットを書くと物が売れんようになるから誰もワザワザ書きません。

D.I.Y.で3Wayをやった人ならわかるでしょうがまず調整が半端じゃない。
イタチごっこの連続。まとまるどころかどんどん悪化してくる。
最後にはどれがよくてどれが悪かったかすらわからんようになる。
これはまぁどんだけ言ってもやった事のある人やないとわからんやろけどなぁ。

お金も相当かかる。
アンプが増える→ケーブルも増える→電気もたくさん使う→バッテリー追加。
と最初からわかってる事やけど中途半端ではできません。

3Wayマルチが最高!ではなくて
それぞれのシステムにメリット、デメリットがあるという事です。

カーオーディオでは少ないですがホームでは”フルレンジに始まりフルレンジに終わる”とまで言われるくらいシステムをシンプルにして調整箇所を少なくしたりします。
これも1つの手なんです。
ホームオーディオとは別物なので全く同じではないけどヒントはあるはずです。
もうひとつ付け加えておくと高いのをいっぱい使ってる方がステイタスは味わえるでしょうが高いからええ音がして安いからダメという事はないです。
そら高くてええもんもあるし、安いなりのもんもあります。当然。
ですが!またその逆もあるという事です。

まとめ。
もう書かなくてもわかるでしょうが雑誌をうのみにせず
まずはシンプルなシステムから
グレードアップを重ねていく方が楽しめるんちゃうかなと思います。
人に自慢するためだけの道具ではあまりに寂しすぎます。
