ホーム、カーに関わらずいまケーブルブームです。
何百円の物から何百万円の物まで星の数ほどあるようです。
ホームオーディオやり始めの頃(30年以上前の事)2スケ程度の赤白平行線を使っててそれを片ch2本にして「音が太くなった」とか喜んでました。
実際太くなったかは不明。
かなり”気のせい”だったやろうと思われます。
CDプレイヤーとプリメインをつなぐRCAも50cmで1万円くらいのを本で読みまくって買いました。
残念ながら期待してた程の変化もなくガッカリした事もあります。
そのせいかあんまりケーブルにはこだわりがなくコネクターの
しっかりした物で充分と思ってました。
そんな時、店用のホームオーディオのマッキンのアンプの音がボワーンとふくらみ気味(ワシはそう感じた)なのが気になって日本橋のオーディオショップに相談したりして付属のACケーブルを単線のFケーブルに交換しました。
ちょっとスッキリした。
他にも店内を見回すといろんなコンセントとかプラグやらが置いてあってそれぞれのインプレッションが書いてある。
「大袈裟な書き方やなぁ。そんな変わるんか?」半信半疑でしたが「えーい、試してみたれ~!」って事で壁コンセント、ACプラグ、ケーブル、タップコンセントみな変えたった。
結果は・・・なんでこんな変わるん!?
100Vが110Vになるわけでもないし店のオーディオ用100Vラインは配電盤から通常の3芯+シールドの単線(Fケーブルではない)に変更して地中へアースもおとして2Ωくらいの良好な抵抗値も示しています。
けどMy電柱があるわけでもなく、わずか10Mほど。
そこからさらにコンセントを介して
2Mくらいのコンセントボックス→1Mほどのアンプ類のACケーブル。
こんなんで出てくる音がホンマにガラッと変わってしもた。
「お金かけたらええ方に変わると思いたい、いや変わる」と思ってきいてるのもあるやろうけど、とにかく変化する。
電気工事屋さんも同席の上で通常の壁コンセント使用時と専用コンセント使用時をきき比べたんやけど電気工事屋さんもちょっとビックリ!って感じでした。
接点がしっかりしたからというのが大きいのか理由はわからずやけど・・・
そんな事から
カーオーディオでもちょっとケーブルに関心が湧いて試しました。
『RCAケーブル』
まず、これは当店オリジナルRCAケーブル、Bestタイプ。
同じメーカーやと音作りの方向性が似ているのか¥1500と¥3000の差がほぼない、というか、わかりにくい。
メーカーを変えるとコロコロ変わる。
音がゆるくなる物、締まりがでてくる物、色々ある。
もうこれは”良い”とか”悪い”じゃない。
『好み!』それと『機材とのマッチング』
人が、雑誌が、良いと言っても自分の好みや機材とのマッチングからずれてると意味がない。
1Mペア8万のRCAも試聴(当然自分のシステムで)したけど好みじゃない。
ゆるゆるもわもわ。
けどこのケーブルが悪いんじゃなくて自分の好みじゃなかったというだけ。
『S/Pケーブル』
本来インピーダンスが低いものへの伝送なんで影響が大きいはずやけど厄介なくらい差がわかりにくい。
今まで色々使ったけどそんな言うほど色気のあったケーブル出会った事ないねんなぁ・・・
ここまで書いて言った事ひっくり返すみたいやけどそれでもあんまり「ケーブル”だけ”にこだわり過ぎるのもどうなんやろう・・・」と思う。
何を変えても変わるオーディオ。
キチッとベースのシステムが決まった上でケーブルの音色(スパイス)作りせんと、いつまで経っても音楽きかれへんような気がする。
あんまりにもケーブルだけが主役いうのはなぁ・・・
商品売らなアカンお店がこんな事書くのも変やけど、あくまでもスパイス!