ライブ演奏の音を欠落、付加させずにそのまま”再生”する事が本来の意味やと思います。
でもチョット考えてみて下さい。
現実にはそれをマイクを通して録音(!) しデッキ、アンプ、スピーカーで”再生”するため「どうやったってでけへんやん!」って事になります。

少し前までは安売りのように、こぞって『原音再生』をウリにした広告をよく見受けましたが最近ではCDにはいってる音を”原音”と考えて再生する事となってきてるみたいです。

簡単に言うと
CDにはいってる音”すべて”を引き出して再生するちゅう事みたいです。
雑誌では「100%再生・・・」とか「余す事なく引き出した・・・」等とも書かれてあったりします。
こう書かれてあると、妙に納得してしまうけどこの”すべて”とか”100%”ちゅうのがまたくせもんで一体、誰が、何を基準に、判断するんかなぁ?って思うわけです。

そうなってしまうとそれ以上もそれ以下もなく『答えは一つ』という事になってしまうのに。

オーディオって恐いですね。それっぽい言葉で説明されると信じてしまう。
という事で原音再生は無理です!

そこで登場するのがHi-Fiです。
Hi-Fi。
オーディオマニア、特にカーオーディオマニア?の方がよく使う言葉です。 意味は、

原音再生は無理なのでいかに原音に近付けるかそれがハイファイです。

ビールをグラスに注ぐ音や雷、花火といった音をどれだけ生に近く再生できるかという事です。
なので、すべて実体験に基づいた上での
”自分の記憶の中の音の再現” という事になります。
ここで確認したいのですが、
同じ音をきいたとして、人それぞれきこえ方(感覚)は違います。
(これは味覚と同じ事で2人の人が同じラーメンを食べたとしても片方は濃いと言い、片方は丁度良いと言うのと同じです。
人にはぞれぞれ好みがあり感覚が違うという事です。)
その上”記憶の再現”ともなると出てくる音は当然違ってきます。
さらに音楽の場合、国内外のアーティストの生声等知る由もない上にミキシングでいじられてるのでもう基準(100%の音)がないに等しいです。

なのでHi-Fiと言えど
みんな自分のこうだ!と思っている音(理想、好みの音)でしかないんです。
要するに
みんな自分の好み(感覚)で良いとか悪いとか言ってるんですね。
さ~こうなると一体、何をもってHiFiといえばいいんでしょう?

一昔前はモノラルビデオデッキとステレオビデオデッキの差をつけるため
モノラル VS ハイファイって分かれてました。
\ なのでハイファイという単語をきくと懐かしく感じる方も多いはずです。
言わばひとつの単語としてはいまとなると死語みたいなもんですね。
こうなるといっこの単語としては今時どれがハイファイで・・・等と分けてる事自体、チョット古いような気もします。
”ハイファイ用”のアンプとかスピーカーとか・・・妙な位置付け。
なんでかジャンルわけしたがるけど
オーディオはオーディオ。
ジャンルわけできるもんじゃないと思うねんなぁ。

なんかややこしい話になってきましたが・・・
オーディオはもっと楽しくて自由なもんでいいと思うねん。
それぞれが「この音好き!」とか「嫌い!」だけでええと思うねん。
ジャンルにとらわれず、もっと単純に楽しみましょう!

さてさて、原音再生はでけへんし何がHi-Fiかもわからん!
ということで・・・
Low-Fi。
ローファイでええや~~~ん!
意味は好きな音できくこと! 自分が気持ちいいと思う音できくこと!
んん~単純明快でいいねぇ~
好きな音できく事=ローファイ!! これだけでええね~ん





