1、とりあえず自分の耳できいて確かめる。これが一番!
音は人それぞれきき方、きこえ方が違います。まして好みも混じってきます。
カタログや雑誌に載ってるいることを参考にするのもいいかもしれませんが評論家の方々ときき方、きこえ方、好みが全て自分と同じという事は少ないと思います。
ベストバイで1位だからと言ってそれが自分の好みに合っているとも限りません。
ですので ”自分の耳で自分の好きな音”を実際に確かめる事を強くオススメ します。
音はきくまでわかれへん!先入観をもたずにききたいですね。
2、カタログスペックで選ばない!
スピーカーのカタログを見た事のある人はわかると思うのですが”能率”とか ”耐入力” とか色んな数字が載ってると思います。
実はこの数字、各メーカーによって測定基準が違うのでまったくアテになりません。
4Ω94dBののスピーカーと8Ω89dBのスピーカーを同条件できき比べてみました。
明らかに後者の方が音がでかい。なんでやねん!と思いますがこれが測定基準が違うということです。
とにかくきき比べんとまったくわからん。 測定基準統一してくれたらいいのになぁ。
耐入力も同じでこれもアテになりません。
”W数が大きい方が売りやすい”ために書かれてるかどうかは知りませんが(笑)
又、アンプの出力が相当上回っても問題なし。1000Wのアンプと耐入力 5Wのスピーカーでも問題なし。
ただし!全て条件付きです。
まず通常車内でフロントスピーカーに入ってるW数って一体何Wくらい?
1~10Wくらいですかね。
サブウーファーがついてフロントハイパスかけてるとまだまだ余裕。
反対に内蔵アンプの定格10W×4ぐらいの方がアンプいっぱいいっぱい
で鳴らしてるため歪が大量に発生してスピーカーをとばしやすい。
そのためアンプをできる限りハイパワーな物にしてクリーンなパワーで
鳴らした方が”はっきりくっきり”になってスピーカーもとばしにくいという事です。
トゥイターなんかが150Wの入力で鳴った日には耳もぶっ飛びます。笑
周波数レンジも同じく。
やっぱり実際きくまではわかれへん!難儀で楽しいなぁ。
3、コーン紙の種類で決めない!
採用率からいうと紙等の自然素材がやっぱり基本だと思います。
カーオーディオの場合、湿気とか水滴がかかったりホームに比べると
悪条件が多いからPPコーンが多いですが。
紙は大音量に向かないとどこかで見かけたましたがまったくそんな事はありません。
クラブのPAスピーカーなんかはほとんど紙です。
とこのくらいしか言えることがありません。
ほんまコーン紙の種類だけでは何も選ばれへんなぁ。 これまた難儀で楽しいなぁ。
4、マグネットの大きさで決めない!
でかいマグネットの物(コーン紙が軽い物が多い)は比較的能率(仕事量)
の高いものが多く低域がでにくい。
というより、低域よりも中高域の能率がウンと高くて低域がきこえにくいっていう方が正しいです。
しかしその分、音にスピード感があるものが ”多い” です。
ただしこれもコーン紙等の動く物の重量との兼ね合いがあるので重いコーン紙でマグネットのでかい物はまた違ってきます。
ですので大きいからいいとは一概に言えません。 スピーカーって難しいなぁ。
ネオジウムマグネットも小型で強力ですがマグネットがでかくて重量のある方が音に力強さがでてよかったりもします。
5、スピーカーのサイズはバランスで選ぶ!
オーディオ全てにおいて言える事ですが一長一短、これが一番という答はありません。
(だから長く楽しめるんやろなぁ。)
それぞれ得意なとこもあればそうじゃないとこもあります。
一概には言えませんが当店ではサブウーファーをつけるという前提でバランスの良さ、つながりの良さ取付けのしやすさ等で13cmをオススメ しています。
その関連からほとんど2WAYでチョイスします。
理論上3WAYでしょうがまずまともに調整しきれません。
2WAYより3WAYの方がエライ事も何もありません。
できればフルレンジ1発でインストールしたいくらいです。
とにかくできる限りシンプルに!
6、自分のよくきくCDで試聴する!
ジャンルはJ-POP、ハードロック何でもいいです。
専門店に行くとなると「録音のいいクラシックやフュージョンなどを持って行かないといけないのではないか?」ということをよくききますが気にする必要はありません。
それからお店で初めてきかせてもらう曲もいいですが、まずはとにかく普段よくきくCDでないと試聴する意味がありません。
さらに、できれば試聴時間は30秒くらいまででだらだらきかないことをオススメします。
違いのわかる箇所や大好きなフレーズ部分などを短くきく。
でないと音ではなく音楽(曲)についついききいってしまって比較が難しくなってしまいます。 耳も疲労していく。
ちなみにうちでは試聴時間だいたい10秒~15秒くらいです。
きくのはタダやぁ~いっぱいきいたもん勝ちやで~
7、先入観をなくして試聴する!
と、いっぱいきいていくごとに困る点がこれ。
知ってるメーカーの商品を先入観を持って評価してしまうこと。
この先入観なくきくことが試聴する際に一番難しいことかもしれません。
高価な商品=いい音。有名メーカー=いい音とは限りません。
メーカーのイメージや宣伝、噂などは一旦忘れてききましょう!
8、デッキやアンプは自分の車と同じものできく!
もしくは自分のつけたいデッキやアンプできく。
デッキ、アンプでそんなに音の違いはないだろうと思う方も多いかもしれませんがこれこそ最も重要な事です。
(難しいかもしれませんがお願いしてみましょう!)
細かく言うとディスプレイによっても凄く差がでますし、ましてやスピーカー正面できくのと車の中できくのは全く違います。(位置や向きなどの環境)
しかもディスプレイの中には色んなスイッチ(セレクター)やリレーがごちゃ
ごちゃになり接点の多さがネックになっているものも少なくないです。
このため実際の音とは大違いになってしまってたりします。
大型でデッキやアンプ、スピーカーが手元のスイッチで切替できるタイプがそれ!
そのあたりも考慮してきいてみて下さい。
9、スピーカーから1m以上離れてきく!
試聴の際、スピーカーに耳を近づけてきいている方をよく見かけますがあまり意味がありません。
スピーカーに近い方が音がわかりやすいと思いがちですがスピーカー片側の音しかきけません。
2つのスピーカーの真ん中で最低でも1m以上離れてききましょう!